SCUFコントローラーを使い続けているうち、「故障かな?」と感じることがあるかもしれません。しかし、実際は壊れておらず、再設定をすることで再び利用が可能になる場合も多いようです。
ふもっふのおみせでは、SCUFコントローラーを日本国内でお使いの方を対象とした修理手続き代行のサービスがあり、お問い合わせから相談を受けることもあるのですが、相談を受けたり、実機を送っていただくと、「実は故障ではなかった」というケースが度々発生します。
修理は日本国内では行われず、海外のSCUFの窓口に品物を送る必要があるため、手続きに時間とお金がかかります。また、英語でのやりとりが発生するので、慣れていないと大変です。修理に出さずにすむのであれば、それに越したことはありませんよね。
「故障かな?」と思ったら、まずは目に見える損傷がないかをご確認ください。
もし外傷がなく内部的な故障が疑われる場合、下記の5つのことを確認し、本当に故障しているかどうかを検証してみましょう。
- ゲーム機の電源を入れ直す
- コントローラーのペアリングをやり直す
- SCUFの各パーツが適切に装着されているかを確認する
- キャリブレーションを試す
- SCUFコントローラーをリセットする
また、修理に出す前に、交換可能なパーツの購入で解決できないかを検討するのも、時間と料金の節約になる場合がございます。
動作がおかしいと思ったら、ゲーム機の電源を入れ直してみる
- サムスティックのニュートラルポジションがずれている
- L2, R2, L3, R3が押しっぱなしになる
- パドルやボタンが反応しない
- パドルやボタンをホールドしても、ホールド状態にならない(ホールド状態が途切れる)
これらの状態が発生した場合、ゲーム機の電源を入れ直すことで解決できるかもしれません。ゲーム機やゲームの設定がコントローラーのパフォーマンスに影響している可能性があるからです。
もし改善が一時的なもので、何度も誤作動が発生するようでしたら、修理した方が良いかもしれません。
他のゲームでも同じ症状が出るかを確認する
ゲーム内設定がコントローラーの動作に影響を与えている可能性を探るため、他のゲームソフトをプレイしても同様の症状が発生するかを確認していただく場合がございます。
有名な例でいうと、CoDWW2のベータ版では、ヘアトリガーとトリガーストップの機能がうまく働いておらず、コミュニティで議論に発展しました。Destinyでは、トリガーストップを使用していると一部の武器の発射が困難になるというケースがありました。
どのゲームでどんな検証を行ったのかという情報は、修理を依頼する時にとても役立つので、可能であればメモなどを残していただけますと、修理の相談の際に役立ちます。
特に以下の点をご連絡いただけますと、スムーズにお手続きを進められると思います。
- 検証したゲームのタイトル
- 発生している症状
- 他のゲームでも発生するか(発生している場合は、検証した他のゲームのタイトル)
- どのようなシチュエーションで発生するか(使用している武器、特定の行動、一緒に行なっているボタン操作など
コントローラーのペアリングと接続環境の見直しも有効
ゲームは中断できるけど、終了できる状態にない時に有効なのが、コントローラーのペアリングの状態を確認してみましょう。
PlayStaition 4の場合、microUSBケーブルでゲーム機とSCUFコントローラーを接続すると、ライトバーが光り、ペアリングされているかどうかが分かります。
ペアリングされている状態で異常を感じている場合、ペアリングを解除し、再度接続しても起こるかどうかを確認してみましょう。
PlayStation 4であれば、PSボタン長押しで表示されるメニューにある「サウンドと周辺機器」から接続解除が可能です。
Xboxの場合は、Bluetooth接続の設定を確認するのが良いでしょう。
コントローラーとゲーム機との接続に原因がある場合、両者間の通信を阻害するものがないかを確認してみるのも有効でしょう。
他に接続されているUSB機器を取り外すことで状況が改善されることもございます。
無線接続ではなくUSBケーブルでの有線接続も試してみる
無線での接続による不具合(遅延、誤操作)の場合もございます。SCUF USB ケーブルを用いて接続すると、有線接続の状態になり、無線接続時の不安定さやバッテリー切れによるミスを防ぐことが可能です。
SCUF USBケーブルを購入する
カスタマイズ直後ならパーツの装着状態もチェック
サムスティックや背面パドルは着脱可能になっています。また、L2R2ボタンにはネイル型のパーツも装着可能です。
サムスティックや背面パドルが適切に装着されていないことで、うまく操作ができなかったというケースもございますので、ぜひご確認ください。
カスタマイズ直後ではなくとも、何らかの理由でSCUFリングが緩んでいたり、背面パドルが取れかかっている場合もございます。
各種コントローラーの機能説明
サムスティックの動きがおかしいなら、キャリブレーション(標準位置再設定)
電源を入れたり、ゲーム機とペアリングしたりするタイミングで、サムスティックがどちらかの方向に倒れていた場合、その角度をホームポジションとして認識する場合があるようです。
この時、下記の症状が現れる場合がございます。
- サムスティックが動かない
- サムスティックは動くけど、ゲームキャラの動きにブレーキがかかったような感じがある
- サムスティックを触っていないのに勝手にキャラクターやカーソルが動く
これらの症状が見られた場合は、まずはサムスティックの入力角度を正しく認識させるキャリブレーションをお試しください。
アナログスティックのキャリブレーションを試す
PS4の場合、下記の手順でキャリブレーションをお試しください。
- サムスティックを軽く30秒ほど押し込みます
- サムスティックから指を離します
- サムスティックを時計回りに何度か回します
- 続いて、今度は逆の方向に何度かサムスティックを回します
- 再びサムスティックを軽く30秒ほど押し込みます
- 症状が改善しているかをご確認ください
サムスティックを押し込むとき、力を入れすぎると、コントローラーが壊れてしまう場合がございます。
L3R3ボタンを利用する程度の力で、軽く押さえるようにしましょう。
ボタンの反応がイマイチならSCUFコントローラーをリセット!
ボタンを押しても反応しない場合は、コントローラーのリセットやリマッピングが有効かもしれません。
コントローラーをリセットする
SCUFコントローラーにはコントローラーの状態をリセットするボタンが付いています。
ブランドごとにデザインは異なりますが、ほとんどののSCUF商品のリセットボタンは、L2ボタンの近く、もしくは、L2ボタンに一番近い背面パドルの下にございます。
- コントローラーのスイッチを切ります。
- (SCUF IMPACTの場合)L2ショルダーボタンに一番近いパドルを取り外します。
- コントローラーの背面にある、L2ショルダーボタンの近くの小さなリセットボタンを見つけてください。
- クリップの先や爪楊枝などを使用して、ボタンを押します。
- ボタンを数秒間押し続け、放します。
上記の方法でリセットが完了します。
コントローラーの近くにEMRマグキーが無いかを確認する
意外と多いのが、EMRマグキーをコントローラーから離さずにゲームをプレイしているケースです。
EMRマグキーには強力な磁石が含まれており、この磁石を使ってリマッピングモードを起動しています。
そのため、ネックストラップにEMRマグキーをつけていたり、ポケット(胸ポケット)に入れながらプレイしていると、ゲーム中にコントローラーがリマッピングモードに切り替わる場合があるようです。
背面パドルのリマッピング設定が完了したなら、EMRマグキーをコントローラーから5cm以上離れた場所に保管しましょう。
修理の前に交換用パーツなどで対応できないか確認しよう!
上記の確認項目を検証しても改善しないようであれば、修理に出す必要があるでしょう。
しかし、修理は日本国内ではなく、海外のSCUF拠点にて行われるため、修理に必要な料金や時間など、様々なコストがかかリますので、ご了承ください。
物質的な破損であれば、交換用パーツの購入で対応できるかもしれません。もちろん、ふもっふのおみせでも取り扱いしております。
背面パドルを購入する
背面パドルが破損した場合は、交換用のキットを購入するのが良いでしょう。
SCUF IMPACTのブレードは、大きさが2種類あり、デフォルトで左右それぞれ大小のパドルが1つずつ付いております。4箇所とも小パドルにしたいなどの場合も、追加でパドルを購入する必要があります。
Infinity 4psと4ps PROをお使いの場合は「ネジ式」をご購入ください。
Infinity 4ps PRO専用パドルを購入する Infinity 4ps, 4ps PRO用ネジ式パドルはこちら
交換用サムスティックを購入する
サムスティックは破損するというより、ヘッドが摩耗してしまうケースが多いようです。
破損してしまう例として、市販のアクセサリー(サムスティックのヘッダーにつけるカバー)を装着後、外せなくなり、無理矢理外すというケースをたまに見かけます。
SCUFリングのInfinity向け商品は、Infinity 4ps PRO, Infinity 4PS, Infinity 1共通でお使いになれます。
修理中のSCUF代替機にエントリーモデルはいかがでしょうか?
SCUFを修理に出してしまう間、コントローラーがなくなってしまうので、SCUFしか持っていない場合はゲームができなくなってしまいます。
市販のコントローラーを用意しても良いと思いますが、ふもっふのおみせでは、「エントリーモデル」として、EMRのみをつけたSCUFをお安くご用意しております。
エントリーモデルは在庫がある場合、即納可能商品となっておりますので、もし修理期間中もSCUFを使いたいとお考えでございましたら、ご購入を検討いただけますと幸いです。
この記事の目次